「栃木茨城駄酒の産地」と言われる汚名を返上しようとご本人の言う「トテ馬車人生」、馬が脇見をしないように目の脇に小さな衝立を立ててわき目もふらずに直進する、そんなトテ馬車をご自身にたとえて酒造りに励み、小さい頃からの蓄膿症も数度の手術でなおし、官能を高め利き酒も全国コンテストで日本第一位を受賞、杜氏と競って大吟醸造りに邁進、その「全国新酒鑑評会」でも金賞受賞。今のバイオ酵母全盛の金賞受賞とは違い、このころの金賞は重みがありました。努力の甲斐あって四季桜の名は、栃木茨城のみならず日本中にその名を知られ、まぼろし化さえしています。
[命懸けの酒造り]は、蔵元今井源一郎氏をわずか45歳で早逝させましたが、その精神は蔵内に残された家族、蔵人たちに受継がれ、造りの時期にはこの蔵特有のおしろいのような香りが今も満ち満ちて、源一郎氏の奥さん芙美子さんを当主に[醸(かも)す]という表現がピッタリな柔らかいお酒が造り続けられています。 熊本酒造研究所(香露の蔵)で修行を積んだ跡取り息子の昌平さんも蔵に戻り、麹屋(麹の担当者)としてがんばっています。地元宇都宮、東京、福岡、石巻に[四季桜を愛でる会]もあり、全国の四季桜ファン、源一郎ファンが蔵を見守っています。
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宇都宮酒造(株)
栃木県宇都宮市 柳田町
蔵元:菊地 雅之氏
杜氏:川村 正二氏 (南部杜氏)
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